ホーム Story STORY 私には重度の食物アレルギーがある娘がいます。生後6ヶ月で卵・乳・小麦・そば・ピーナッツアレルギーが発覚し、その後小麦・そば・ピーナッツは克服したのですが6才になった今も卵と乳製品は1mgも食べることができません。私が6年間食物アレルギーっ子の子育てをしていて痛感したこと。それは「外食をする場所をなかなか探せない」=「気軽に外へ出かけられない」ということです。 インターネットでレストランやホテルを検索しても「食物アレルギーに対応しているか」どうかまでは載っていません。仕方なく1件1件電話をかけて確かめますが「うちは食物アレルギーに対応していないので…」と断られることもたくさんありました。何回も何回も断られるうちに私は「あぁ…もう気軽に旅行をすることもできなくなったのだな」と思いました。そしていつのまにか1件1件確かめることすらしなくなり「外へ出かけることを諦める」ようになりました。 そんなときにあるSNSで「ここのお店だと食べられたよ!」という情報を見つけました。そんなお店もあるんだ!という驚きと、同じような思いを抱えた仲間がいる!という喜び。でも今あるSNSだと一般の人から心無い言葉をかけられたこともありました。 なぜこんなにも生活がしづらいんだろう?もっと手軽に 食物アレルギーの情報を知りたいもっと手軽に 食物アレルギーがある人とつながりたいもっと安全に 食物アレルギーの情報を交換したいそんな場所をつくりたい。食物アレルギーがあっても何にも縛られたくない。食物アレルギーがあっても自由に外へでかけるんだ。私は娘に外へ出かけて色んな人と出会ったり友達と旅行へ出かけて楽しい思い出をたくさん作ってほしいです。同じ食物アレルギー患者だからこそ分かりあえるその体験談を共有してみんなが一歩外へ出かけられるようなそんな世界を一緒に作りませんか?